2022年IT導入補助金のECサイト制作採択事例【有機種子(愛知県)】Bカート

有機種子のECサイト制作採択事例

(Bカート)

令和3年度補正予算(2022年)IT導入補助金を活用した事例を紹介しています。

今回は、コロナ禍及び物価高の影響により、今後の需要減退懸念がある中で、新規顧客の獲得において、これまでECサイトを活用する事ができなかったものの、IT導入補助金によりECサイト制作が実現された事例になります。

都道府県:愛知県
業種:苗・種子小売業
従業員数:8人
事業年数:10年

事業上の強み

環境に配慮しながら一人一人が生活を豊かに楽しむため、自然と共存するライフスタイルへのシフトをサポートする事業者様で、安心で環境に優しい有機種子を主に提供しておられます。 日本ではまだあまり普及していない有機種子に独自基準を設け、何度も仕入れ先に赴き安全性を調査、国内でも徹底的に精査・管理を行うことで実現する品質を強みに商品を提供しており、有機栽培に取り組む多くの顧客から大きな信用・信頼を得て、着実に実績を積み上げています。

MEMO

事業上の強みポイント

有機種子について独自基準を設けて品質の信頼性を獲得している点、また、欧米では認知されているもののまだ日本では浸透していない希少性のある有機種子を多く扱うパイオニア的存在として業界で知名度が高い点も事業上の大きな強みとなります。

導入目的

新規顧客獲得及びインボイスに対応するカート機能付きECサイト制作

課題内容

これまで、認知度を高めつつリピート顧客を獲得することで事業を成長させてきたものの、コロナ禍及び物価代における売上減少が発生してしまった場合に、売上をカバーリング出来る術がなかった事と、2023年から始まるインボイス制度に向けて対策を講じていなかった事から、今後の事業環境の変化に対応が出来ていない状況が続いていました。

MEMO

ECサイト制作で解決できる課題ポイント

これまで情報発信が出来ていなかった潜在顧客向けにインターネットで情報発信を強化し、有機種子や園芸資材をWEB上で購入できるシステムを導入する事で、これまで取引がなかった全国の種子を取り扱う卸業者・小売業者様を新規取引先として獲得する事が可能になります。

また、事業者様から、インターネットにて当社商品の販売・仕入を行う際に、導入するECサイトにてインボイスを発行する事で、事業者様が、税率ごとの区分表示の把握や、仕入控除税額の管理効率化への貢献が出来るようになります。

課題解決内容

上記のコロナ禍及び物価高の影響における売上減少懸念や事業環境の変化の課題に対して、なかなかECサイト制作の先行投資が行えない状況が続いていましたが、『WEB上から簡単に有機種子を購入いただける環境を整え、日本全国にもっと有機種子による有機栽培を広めていきたい』を実現させる足掛かりとして、今回、IT導入補助金のECサイト制作サービスを活用することで、全国規模の広い商圏で新規取引先獲得に向けて取り組む事が可能となり、また、事業者の要望に応じたインボイスを発行する事が出来るようになりました。

MEMO

ECサイト制作のポイント

企業様の特徴・強みである、有機種子の確かな品質について情報を明確に発信する事でECで販売する商品に対する信用・信頼力を高め、そして顧客がそのままWEB上で購入できるカート機能を導入して、利便性・信頼性を獲得できるサイト設計にしています。

まとめ

こちらの事業者様は、希少性のある有機種子を独自の基準で選定し、販売されることで顧客を獲得してこられましたが、インターネットの運用及び情報発信に対して多くのリソースを割けていない状況でした。しかし、コロナ禍や物価高の影響に対する打開策として、これまで重点的に取り組まれていなかったECの展開に対して、IT導入補助金を活用した事例となります。

現在では、日々、着実に情報コンテンツを発信され、有機種子の普及と新規取引先獲得に向けての取り組みを開始されておられますので、将来目標の実現に向けてぜひ邁進していただきたいと思います。