IT導入補助金のIT導入支援事業者(ITベンダー)と申請者をサポート

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全国対応 / 初回60分 相談無料 / 9:00〜深夜0:00 (年中無休/土日祝対応)0120-3981-52

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【2024年度】IT導入補助金を2回目以上(複数回)申請する際の条件・注意点

過去のIT導入補助金に採択され、補助金の交付を受けたことがある場合、「補助金をもらえて助かった、また利用したい!」と考える方は多いと思います。

また、不採択となってしまった方や、採択されたけれど辞退せざるを得なくなった方でも、再度チャレンジしたい!と考える方も少なくないのではないでしょうか。

大丈夫です。一定の条件を満たせば、いずれもIT導入補助金2024に申請が可能です!

このページでは、それぞれの場合においてどんな条件や注意点があるのかを説明し、

  • IT導入補助金は、何回まで申請できるの?
  • 複数回の申請をすると、不採択になりやすい?
  • IT導入補助金を毎年申請することは可能?
  • 不採択になって、二度目の申請の際に注意すべきことは?

といった疑問におこたえしていきます。

※2024年2月6日現在、IT導入補助金2024公式サイトの各種資料を参照しています。 

IT導入補助金で過去に「交付決定を受けた場合」

IT導入補助金で過去に交付決定を受けたことのある場合でも、下記の条件を満たせば、再申請可能です。当法人がサポートさせていただいたお客様の中にも、過去に申請・採択経験があり、2回目も採択されたという実績が多数あります。

2回目以上(複数回)申請できる「条件」

下記いずれかの条件を満たすことで、IT導入補助金2024での申請が可能です。

IT導入補助金2021以前に採択を受けた方の場合

IT導入補助金2024に申請可能です。

IT導入補助金2022以降に採択を受けた方の場合

■交付決定から12ヶ月以上あけて申請する

前回のIT導入補助金の交付決定日から12ヵ月以上経過していれば申請可能です。「申請締切日」や「採択日」ではなく、「交付決定日」であることに注意してください。

■別の申請枠で申請する

12ヶ月以上経過していない場合でも、別の申請枠で申請する場合、申請可能です。

IT導入補助金には4つの申請枠があり、主に対象となるITツールによって枠が異なります。

  • 通常枠:業務効率化・売上アップといった、経営力の向上・強化につながる幅広いツールが対象
  • インボイス枠(インボイス対応類型、インボイス対応類型):会計・受発注・決済のいずれかの機能を持つソフトウェアが対象
  • セキュリティ対策推進枠:独立行政法人情報処理推進機構が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているいずれかのサービスが対象
  • 複数社連携IT導入枠:対象となるツールはインボイス対応類型と同様ですが、文字通り複数社が連携して申請するための特殊な枠です

■「別の事業者」が申請する

申請中または採択・交付を受けた事業者とは「別の事業者」として申請する場合、同じ年度内でも、申請が並行する場合であっても、新たに申請可能です。例えば、下記のような場合です。

  • 個人事業主として申請中または採択・交付を受けた方が、代表を務める法人を申請事業者として申請する場合
  • 法人として申請中または採択・交付を受けた方が、代表を務める別の法人を申請事業者として申請する場合

2回目以上(複数回)申請する時の「注意点」

2回目以上の申請を行う際、申請そのものは可能であっても、審査を通過し採択されるためには、注意点があります。

公募要領は年度・申請枠・類型ごとに異なる

過去にIT導入補助金の申請経験がある方も、必ず申請ごとに、最新の公募要領の確認が必要です。

同じ年度内であっても、申請枠・類型が異なれば、それごとに公募要領が用意されていますので、ご注意ください。

また、公募要領は年度内に更新されることがあります。軽微なものも含むため、必ずしも要件や審査基準に影響するものばかりではありませんが、ご自身の申請タイミングに合わせ、修正・追記の履歴がないか、事前に確認を行いましょう。

申請要件や審査基準のほか、年度によって補助金の事業目的そのものが微妙に変化することもあります。事業目的を理解し、それに沿った事業を計画することが、採択の可能性を上げる重要なポイントになりますので、こちらも必ず確認しておきましょう。

(通常枠の場合)要件の目標値が高くなる

通常枠では、労働生産性の向上率(1年後3%以上、3年間の年平均成長率3%以上)を目標値として計画・申請し、それに対しても審査を受けます。

過去3年間(IT導入補助金2021~2023)のの通常枠もしくはデジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型)で交付決定を受けている場合、この伸び率の設定が1年後4%以上、3年間の年平均成長率4%以上に引き上げられます。

誤って1年後3%以上、3年間の年平均成長率3%以上で計画申請すると、要件を満たさない申請となってしまいますので、注意が必要です。

審査で減点されることがある

過去にIT導入補助金で交付決定を受けていると、一定の条件で、減点措置を講じられることがあります。

例えば、IT導入補助金2024でインボイス枠の申請を行う場合、IT導入補助金2021以降に交付決定を受けていると、減点対象になります(一部の申請枠を除く)。通常枠での申請を行う場合、IT導入補助金2022以降のデジタル化基盤導入類型で交付決定を受けていると、減点対象です。

また、交付決定を受けたものだけでなく、IT導入補助金2024において別枠で申請中の場合も、減点対象です。

その他にも、過去の申請内容によって減点項目が設定されていますので、詳しくは各申請枠・類型の公募要領をご参照ください。

減点対象となってしまうこと自体は回避できませんので、このような場合は逆に、加点項目の対象となるものがないか、一つでも多く見つけておくとよいでしょう。

IT導入補助金で過去に「不採択となった場合」

過去のIT導入補助金で不採択となった場合も、2回目以上(複数回)の再申請が可能です。

2020年以前にIT導入補助金を申請された場合、採択率が非常に低い時期があったため、IT導入補助金は審査が厳しいと諦めていた方も多いかもしれません。最近のIT導入補助金は比較的採択率も高く、手続きもかなり簡略化されているため、是非再チャレンジしてみてください。

不採択になった場合の注意点

過去に不採択となった経験がある場合、2回目以上の申請にあたり、それ自体が減点対象になるということはありませんが、申請する回の公募要領や関連資料を熟読し、それに沿った申請を行うことが必要です。

ご自身だけでは難しい場合、当法人のような外部支援者や、多数の採択事例を持つIT導入支援事業者に支援を受け、第三者の目で内容をチェックしてもらうこともおすすめです。

要件を満たしているか?

IT導入補助金に申請し採択を受けるには、要件を満たしていることが必須です。要件は申請枠ごとに異なり、また事業者としての要件だけでなく、申請するITツールや、事業計画の目標に対しても要件が設定されています。

提出書類は正しいか?

交付申請に必要な書類は、公募要領に定められた通りのものを用意し、正しく提出する必要があります。代替書類や期限切れのものは一切認められません。また、全体がスキャンされていないなど不完全な書類も申請が受理されない、または不採択となる場合がありますので注意してください。

法人の場合

  1. 履歴事項全部証明書(発行から3 ヶ月以内のもの)
  2. 税務署で発行された直近分の法人税の納税証明書(「その1」若しくは「その2」)

個人の場合

  1. 運転免許証(有効期限内のもの)、運転経歴証明書若しくは住民票 (発行から3 ヶ月以内のもの)
  2. 税務署で発行された直近分の所得税の納税証明書(「その1」若しくは「その2」)
  3. 税務署が受領した直近分の確定申告書B の控え

申請内容は正しく、分かりやすいか?

申請時に入力する情報(事業者に関する基本情報や財務情報、経営状況、計画数値、ITツールの内容・金額など)に誤りがある場合や、申請内容に合理性・一貫性がない、審査項目・審査事項をふまえた申請内容になっていない(審査者に分かりやすい記載になっていない)場合、不採択となることがあります。

IT導入補助金2回目以上(複数回)に関するよくある質問

何回まで申請できるか

申請者様

IT導入補助金は、何回まで申請できますか?1回のみですか?

解決方法:同じ年度内に同じ申請枠で、同じ事業者が行う申請については、1回のみです。

年度や枠、事業者が異なる場合、公表されている情報の範囲内で回数制限はありません。当法人で申請のサポートをさせていただいている事業者様でも、複数回申請し、採択を受けていらっしゃる方が多数いらっしゃいます。

G1行政書士法人

不採択になりやすいか

申請者様

IT導入補助金に複数回申請すると、不採択になりやすいですか?

解決方法:たしかに減点措置はありますが、一概に不採択になりやすいとも言えません。実際に、複数回申請し、採択を受けていらっしゃる方は多数いらっしゃいます。

G1行政書士法人

毎年申請できるか

申請者様

IT導入補助金を毎年申請することは可能ですか?

解決方法:条件によって、可能です。詳しくは本記事「2回目以上(複数回)申請できる「条件」」をご参照ください。

G1行政書士法人

過去に不採択になった場合、何に注意すればよいか

申請者様

IT導入補助金で過去に不採択になっています。二度目の申請の際に注意すべきことはありますか?

解決方法:不採択になる理由は様々ですので、まずは、前回の申請時になぜ不採択になってしまったのか、調べてみることです。ただし、事務局のほうでは「採択・不採択に関わらず審査内容・不採択理由については開示しない」とされていますので、ご自身で振り返る必要があります。

まずは提出した情報や添付書類が、公募要領に一致していたかを確認してみましょう。また、次の申請の際は、過去に不採択になったことをIT導入支援事業者に相談されてみてください。IT導入支援事業者の方であれば、他のお客様の採択例も踏まえることができますし、当法人のような外部支援者と連携している場合もあります。

G1行政書士法人

まとめ

以上のように、一定の条件や注意点をふまえることで、IT導入補助金を2回目以上(複数回)申請し、採択を受けることが可能です。

ただし、一見条件や注意点を網羅していると考えられる申請内容であっても、必ずしも採択が保証されるわけではありません。

G1行政書士法人では、IT導入補助金のIT導入支援事業者・ITツール登録から、交付申請、採択後の実績・効果報告まで、多数の実績(累計採択件数3,002件、2023年採択率91.4%/2023年12月18日現在)に基づきサポートを行っています。各種申請前の注意点・手続き説明から、交付申請時の申請内容の作成サポートまで、きめ細やかな対応を心がけています。

また、どのITツールを選んでよいか分からないという中小企業・小規模事業者様へは、IT導入支援事業者のご紹介も行っています。

是非お気軽に、お問い合わせください。