ヘアケア用品市場は世界的に拡大しており、日本を含むアジア太平洋地域では特に男性向けのヘアケア需要も取り込みつつ年々増加傾向にあります。一方、欧州・北米市場では、消費者のサステナビリティに対する意識の高まりから、エコフレンドリーなヘアケア用品が人気を集めており、今後はアジアにおいても社会貢献度性のある商品開発を求めるトレンドが更に大きくなると考えられています。
小規模企業や個人事業主者様からG1行政書士法人へ、IT導入時に「資金面」「人材面」「情報収集面」での課題が多く寄せられています。IT導入補助金2023を利用すれば、ITツールの導入費用などあらゆるリソースを削減することが可能です。また、ITツールを販売する事業者の方にとってもIT導入補助金は重要です。「IT導入支援事業者／ITベンダー」に登録することで、顧客に補助金の活用を提案できるようになり、顧客満足度も向上することが期待できます。
このページでは、当法人が実際にサポートした採択事例をもとに、IT導入補助金の活用例をご紹介していきます。
シャンプー・リンスのネットショップ制作採択事例
（ECキューブ）
令和3年度補正予算(2022年)ＩＴ導入補助金を活用した事例を紹介しています。
今回は、コロナ禍及び物価高の影響により、今後の需要減退懸念がある中で、新規顧客の獲得において、これまでネットショップを活用する事ができなかったものの、ＩＴ導入補助金によりネットショップ制作が実現された事例になります。
都道府県：神奈川県
業種：総合美容業
従業員数：１４人
事業年数：４年
直近の売上傾向：前年度６％減
直近の収益状況：営業黒字
事業上の強み
ヘアサロンを経営しているほか、フェイス・ハンドエステも提供しており、総合的な美容技術によりトータルビューティーの観点から顧客へのカウンセリング、サービスを行えることを強みにされている事業者様で、20代から60代までの幅広い層から支持を得ておられます。
事業上の強みポイント
顧客は一か所でヘア、フェイス、ハンドの総合美容サービスを受けられるため利便性が高く、事業者側としても相乗的な売上を確保できることが事業上の大きな強みになります。
導入目的
新規顧客獲得及びインボイスに対応する
カート機能付きネットショップ制作
課題内容
これまでは順調にリピート顧客を獲得してこられましたが、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出るたびに売上に打撃を受け、年間売上が安定しない状況が続いており、今後、物価高による影響をうけた場合に、カバーリングの術がないこと、2023年から始まるインボイス制度に向けて対策を講じていないことを課題としている状況でした。
ネットショップ制作で解決できる課題ポイント
これまで活用できていなかったインターネットを使って、美容志向の高い一般消費者、個人サロン経営者に向けて情報発信を強化し、総合美容に関する豊かな知識・経験で厳選したシャンプー・リンスなどのヘアケア用品をＷＥＢ上で購入できるシステムを導入する事で、全国を商圏に新規顧客を獲得する事が可能になります。
また、事業者様から、インターネットにて当社商品の販売・仕入を行う際に、導入するネットショップにてインボイスを発行する事で、事業者様が、税率ごとの区分表示の把握や、仕入控除税額の管理効率化への貢献が出来るようになります。
その他、ヘアケア用品業界のお客様からよく聞くお悩み・課題例
- タッチアップできないオンライン環境で商品の魅力の伝え方が分からない
- できるだけ在庫を抱えずに販売を行いたいがノウハウがない
- マーケティングに基づいた商品開発を行いたいがリソースがない
- 販路拡大のための資金が確保できない
- 海外からの問い合わせに対応できない
課題解決内容
上記のコロナ禍及び物価高の影響における売上減少懸念や事業環境の変化の課題に対して、なかなかネットショップ制作の先行投資が行えない状況が続いていましたが、『トータルビューティーの観点からおすすめするヘアケア用品を全国の美容ファンへ届け、企業としての認知を高めたい』という事を達成する足掛かりとして、今回、ＩＴ導入補助金のネットショップ制作サービスを活用することで、一元の新規顧客獲得に向けて取り組む事が可能となり、また、事業者の要望に応じたインボイスを発行する事が出来るようになりました。
ネットショップ制作のポイント
企業様の強みである、ヘアケアのみにとどまらない豊富な美容情報を発信する事で、ネットショップで販売する商品に対する信用・信頼力を高め、そして顧客がそのままＷＥＢ上で購入できるカート機能を導入して、利便性・信頼性を獲得できるサイト設計にしています。
今回導入されたネットショップツール：ECキューブ
ECキューブはオープンソースのネットショップ作成パッケージで、カスタマイズや拡張による自由度の高さが特徴です。商品・顧客管理などの基本的な機能に加えて、多言語・複数通貨にも対応しています。
【その他、ヘアケア業界で利用されるネットショップ作成プラットフォーム】
- カラーミーショップ
- Shopify
- フューチャーショップ
- Bカート
- メイクショップ
- ecforce など
今回のIT事業者様について
ITベンダーとして顧客に販売提案を行いながら、実際の補助金申請については当法人と顧客のコミュニケーションに任せていただいているIT事業者様です。締め切り日ぎりぎりの申請についても顧客と綿密な連絡を取り合い、必要書類・申請情報の不備をチェックして期日に正確な申請を間に合わせることを当法人に委託するメリットとしてお伝えくださいました。
締切り前は特に申請のニーズが高まりますが専門知識と丁寧なヒアリングにより、一人一人の申請を大切にしてまいります。
まとめ
こちらの事業者様は、美容に対する豊富な知識・経験を強みにリピート顧客を獲得してこられましたが、インターネットの運用及び情報発信に対しては多くのリソースを割けていませんでした。しかし、コロナ禍や物価高の影響に対する打開策として、これまで重点的に取り組まれていなかったネットショップの展開に対して、IT導入補助金を活用した事例となります。
現在では、日々、新規顧客獲得のためインターネット・プロモーションを強化しておられますので、ぜひファンのすそ野を全国に広めていただきたいと思います。
G1行政書士法人では、IT導入補助金を活用して、事業を拡大したい、安定化したい、新しい事業に取り組みたいと考えている企業様とITベンダー様をつなぎ、IT導入補助金の申請を支援しています。2,000社以上の申請事例をもとに、丁寧に説明し、採択へ向けてお手伝いをいたします。何かご質問等ございましたら、お気軽にご相談ください。
