化粧品開発のECサイト制作採択事例
(Shopify)
令和2年度第三次補正予算(2021年)IT導入補助金を活用した事例を紹介しています。
今回は、新規取引先獲得に対して、これまでECサイトを活用する事ができなかったものの、IT導入補助金によりECサイト制作が実現された事例になります。
都道府県:東京都
業種:化粧品の開発、製造販売
従業員数:86人
事業年数:16年
事業上の強み
美容クリニック・エステティックサロン専売品を製造販売しており、スキンケアのプロに高い支持を得ているため日本全国約5,000店にのぼる導入実績があり、また、代理店を通じ美容感度の高い中国、ロシア、EU圏でも注目を集めていることを特徴とされている事業者様です。
また、顧客からの信頼を維持するため自社商品の配合成分を厳選し、効果を最大限に実感できる濃度や配合を常に研究してデータを蓄積していることを強みとされています。
事業上の強みポイント
国内国外あわせて多数の導入実績があるため信頼を得やすく、定期的に実施している消費者調査では、約8割のお客様が5日以内に効果を実感していると答えるなど顧客満足度が非常に高い点が事業上の大きな強みとなります。
導入目的
新規顧客獲得に向けたカート機能付きECサイト制作
課題内容
サロン専売品を取り扱ってきたため一般消費者向けの情報発信に関する知見が少なく、認知度の向上が課題としてあり、オンライン販売の機会を十分に獲得できずに労働生産性が鈍化している状況でした。
ECサイト制作で解決できる課題ポイント
これまで情報が届かなかった一般消費者に向けてインターネットで訴求し、美容のプロであるクリニック・エステティックサロンから高い支持を得ている化粧品をWEB上で購入できるシステムを構築する事で、全国期の広い商圏で新たに一般消費者を顧客として獲得する事が可能になります。
課題解決内容
上記の新規顧客獲得に対する大きな課題に対して、ECサイト制作の先行投資を行えずにいましたが、『クリニックやエステティックサロンに通えない・通わない方の美容もサポートしていきたい』というビジョンを達成する足掛かりとして、今回、IT導入補助金のECサイト制作サービスを活用することで、新たな新規顧客獲得に向けて取り組む事が可能となりました。
ECサイト制作のポイント
企業様の特徴・強みである、確かな開発力と研究によるデータの積み重ねによって完成した美容のプロが認める化粧品の情報を明確に訴求し、顧客がそのままWEB上で購入できるカート機能を導入して、利便性・信頼性を獲得できるサイト設計にしています。
まとめ
こちらの事業者様は、美容クリニック・エステティックサロン専売の化粧品を開発、製造販売することで順調に事業を成長させてきましたが、一般消費者向けのインターネットによる情報発信に多くのリソースを割けている状況ではありませんでした。
新型コロナウイルスによる外出自粛の影響への有効な打開策として、今まで取り組まれていなかったECの展開に対してIT導入補助金を活用した事例となります。
現在では、日々、新たな分野としてB toC事業に取り組み、一般消費者の顧客獲得に努めておられますので、ぜひ成果を上げて頂きたいと思います。