アイアン製品のECサイト制作採択事例
(ECキューブ)
令和3年度補正予算(2022年)IT導入補助金を活用した事例を紹介しています。
今回は、コロナ禍及び物価高の影響により、今後の需要減退懸念がある中で、新規顧客の獲得において、これまでECサイトを活用する事ができなかったものの、IT導入補助金によりECサイト制作が実現された事例になります。
都道府県:東京都
業種:建築リフォーム工事業
従業員数:0人
事業年数:11年
事業上の強み
法人・個人向けに戸建、マンション、ビルのリフォーム事業をされている企業様です。顧客の要望に柔軟にこたえることによる内装デザイン性の高さを強みとされており、特に顧客のオーダーで作成する手すりや家具のフレームなどのアイアン製品を特長にされています。
事業上の強みポイント
顧客から理想の内装を丁寧にヒアリングし、実現していく提案力とコミュニケーション力、また、アイアン製品の作成に関する確かな技術力により細部にまでこだわった内装デザインが可能で、高い顧客満足度を維持していることが事業上の大きな強みとなります。
導入目的
新規取引先獲得及びインボイスに対応するカート機能付きECサイト制作
課題内容
これまで順調に事業を成長させてきたものの、長引くコロナ禍の影響で年間売上が減少傾向にあり、今後、物価高により売上に影響をうけた場合に、カバーリングの術がなかった事と、2023年から始まるインボイス制度に向けて対策を講じていなかった事から、早急な対応が必要な状況でした。
ECサイト制作で解決できる課題ポイント
これまで情報発信が出来ていなかった全国の工務店や不動産所有者に向けてインターネットで情報発信を強化し、オーダーの手すりや家具フレームなどのアイアン製品をWEB上で購入できるシステムを導入する事で、既存ビジネスの枠を超えて新たな販路で顧客を獲得する事が可能になります。
また、事業者様から、インターネットにて当社商品の販売・仕入を行う際に、導入するECサイトにてインボイスを発行する事で、事業者様による税率ごとの区分表示の把握や、仕入控除税額の管理効率化への貢献が出来るようになります。
課題解決内容
上記のコロナ禍及び物価高の影響における売上減少懸念や事業環境の変化の課題に対して、なかなかECサイト制作の先行投資が行えない状況が続いていましたが、『EC展開により新たな販路を開拓し、全国の住まいづくりに貢献していきたい』という目標を達成する足掛かりとして、今回、IT導入補助金のECサイト制作サービスを活用することで、一元の新規顧客獲得に向けて取り組む事が可能となり、また、事業者の要望に応じたインボイスを発行する事が出来るようになりました。
ECサイト制作のポイント
企業様の強みである、細かいオーダーにも対応可能な高い技術力について情報を発信する事で、ECで販売する商品に対する信用・信頼力を高め、そして顧客がそのままWEB上で購入できるカート機能を導入して、利便性・信頼性を獲得できるサイト設計にしています。
まとめ
こちらの企業様は、確かな技術力で顧客のニーズにこたえることで多くの支持を得てこられましたが、インターネットの運用及び情報発信に対しては多くのリソースを割けていませんでした。しかし、コロナ禍や物価高の影響に対する打開策として、これまで重点的に取り組まれていなかったECの展開に対して、IT導入補助金を活用した事例となります。
現在では、日々、インターネットによる情報発信に注力し、新規の販路開拓に努めておられますので、ぜひ成果を出していただきたいと思います。