これからホームページを制作・選ぶ時に判断する基準8選
現在、WEBサイト、ECサイト制作をしてくれるWEB制作会社は数多くあります。
また、知り合いでWEB関連に携わっている方も多くいるため、身近にWEBサイトの制作を依頼できるようになってきています。
ただ、これまでにWEBサイトを制作した事がない、また制作経験があっても、基本お任せで制作した場合は、新たにWEBプロモーションに力を入れていくためのWEBサイト制作、ECサイト制作をする場合、「どのようなWEBサイト制作会社に依頼すれば良いか」、判断に迷う事もよくあります。
ここでは、G1-infoで外部支援しているWEBサイト制作・ECサイト制作のIT導入支援事業者様からのヒヤリングを基にホームページ制作会社へ依頼するときに把握しておくべき8つの基準をご紹介させていただきます。
目次
① WEBサイト制作のサンプル事例を明確に確認できる
WEB制作会社ともなると、当然、これまでの実績があるためサンプル事例を確認する事は可能です。
そのため、まず、ホームページ制作依頼を検討する場合は、これまでにどのようなWEBサイトを制作してきたのかを確認する事で、そのWEBサイト制作会社の提供するWEBサイト制作内容を知る事が可能となります。
よくあるのが、知り合いでお願いする場合、費用感も割安で制作してくれる事も多く、サイト制作事例を確認しないまま依頼してしまう事があります。
また知り合いからWEBサイト制作会社を紹介された場合も、信用の上で話が進み、実績等も確認せずに依頼する事も多くあります。
基本は、どのようなWEBサイト制作会社であっても、WEBサイトを制作する目的を達成できるようなWEBサイトを制作してくれるものの、そのようにサンプル事例を確認しないまま依頼をすると、納品されたWEBサイトが思い描いていた内容とは違ってしまう事が発生してしまいます。
- これまでの制作事例やサンプルサイト内容を確認しておく
- WEB制作会社から提示されるサンプルサイトを確認する事で、デザインや構成の方向性を把握する
上記内容を確認し、自社でイメージしているWEBサイトの方向性とすり合わせておくことが重要となります。
② 集客向け、販売向けWEBサイト制作の提案・打ち合わせ時に指摘がある
依頼をする側でWEBサイト制作やECサイト制作する際の方向性を持っている事が多く、その方向性やイメージをWEB制作会社は形にしていくのが基本的なWEB制作の流れとなります。
そのため、「スタイリッシュなデザインがいい」、「このような構成で情報を発信したい」などのデザイン案や企画案などをWEBサイトに反映していく事になりますが、その際に、依頼者側の要望に対して、WEB制作会社がどこまでポジティブな指摘をしてくれるのかも、制作を依頼する時の判断軸として持っておきたいところです。
WEB制作は、互いの認識違いにより、やり直し・修正が発生し、スケジュールが伸びる事も珍しくはありません。
その事からWEB制作会社としては、基本的に依頼者側の要望に沿う形で制作を進めてくれます。
ただ、依頼者側が思っている規格やアイデアだけを形にすれば、本来WEBサイト制作をする目的を達成できるのでしょうか?
それは、大抵の場合は、ネガティブな結果になる事が多いです。
WEB制作会社に要望を伝えた時に、WEBサイトを制作する目的を達成するために指摘やアドバイスが、もらえるかが重要です。
自社でWEB制作を専門に提供していない限り、WEB制作会社の方がノウハウはあります。
また、依頼者側の業種や商品・サービス特性に近い事業者のWEBサイト実績があればなおさらです。
自社で企画している方向性に対して、どれだけ、WEBサイト制作をする目的を達成するための軌道修正や提案をしてくれるかが、WEBサイト制作による成果を実現するカギとなり得ます。
③ WEB制作会社の規模よりも担当者の知識・ノウハウが重要
WEBサイト制作を依頼する際に「会社の規模感=直接的ではないにしても、信頼できるサービスを提供できるかどうか」の判断軸となる事もよくあります。
当然このような考え方は間違いではありませんが、現在WEB制作会社は、ITというサービスを提供している事からもWEBサイト制作1本だけで事業を拡大している事例は少なく、様々なサービスを提供をして事業を拡大している傾向になります。
「会社の規模が大きい=自社の期待に応えられるサービス」とは判断しづらくなっている
ただ、そのサービスを提供している窓口となる「担当者」が、どこまでの知識やノウハウを持っているかで、そのWEB制作会社の力を見る事が可能です。
そして、その知識やノウハウは、具体性がないものではなく、WEB集客であったり、ECサイト販売であったり、これまでのWEB制作の運営実績からくる知識やノウハウであれば、より依頼を検討した方が良いと考える事ができます。
これまで実績に至ったプロセス(検証・改善した)も把握しており、その実績が依頼者側のサービスと近ければ近い程、実績を作るための近道ともなる。
当然、同じような業種や商品・サービスであっても同じ結果は生まれません。
ですが、成果を生むためのプロセスが分かっているだけでも、依頼者側のWEBサイト運営は大きく前進していく事につながります。
会社の状況や規模だけではなく、窓口となる担当者と様々な事に対する打ち合わせを進めていく中で、自社のWEBサイト制作を実施する目的を達成できそうなのかを判断していただければと思います。
④ WEBサイトの更新が自社で可能な設計になっている
いざ、WEBサイトが出来上がったとしてもWEBサイトを制作する目的を達成できなければ、先行投資した費用の効果を得られなくなってしまいます。
そして、特に集客数や反響数を伸ばすためのWEBサイトや、販売数を伸ばして売上を達成するためのECサイトを制作する場合は、共通して「情報の追加、更新」が必要となります。
「情報の追加・更新」:検索エンジンのSEO上、有効な取り組みとなり、更新した情報に対する検索数が増加し、また、情報を追加する事で、インターネット上で紹介(拡散)される基礎となる。
ただ、WEBサイトの設計上、自社で追加・更新出来ない構成であったり、追加・更新が出来たとしても、自社のサービスや商品情報を魅力的に発信できるような設計でない場合であると、集客数や販売数を思うように伸ばす事が難しくなってしまいます。
- WEBサイト制作を依頼する前に必ず、「情報の追加・更新が自社で出来る」事の確認を行う。
- 自社で、集客数や販売数を伸ばすための構成や設計の方針がわからなくても、WEB制作会社からどのようにして集客数や販売数を伸ばすための設計や構成になるのかを確認しておく。
その方針で、集客数・販売数を伸ばせると判断出来るのであれば、依頼を前向きに検討する材料となり得ます。
ただ、自社では思うような追加・更新が出来ないWEBサイトになるのであれば、WEBサイト制作を実施する目的に立ち返る事が必要であり、その上でどのように進めていくかを再度検討する必要があります。
当然、費用感や予算との兼ね合いがあるものの、当初のWEBサイト制作を実施する目的を達成できるようにしたいものです。
⑤ コーポレートサイト、ブランディングの場合は、デザイン力に独自性がある
WEBサイト制作には様々な活用や用途があり、自社がどのような立ち位置でWEBサイト制作を実施するのかでWEBサイトの制作内容が変わります。
当然、WEBサイトを制作する以上、集客、認知度向上、検索の利便性を上げていくものの、自社の「ブランディング」として、WEBサイト制作を実施する場合は、それ相応のWEBサイトの見た目である「デザイン力」が重要となります。
自社のコンセプトや思い、サービス内容、その特徴、会社概要など、見せ方に応じて閲覧者となるユーザーからの印象は大きく変わります。
また、デザインによっては、自社の信用力を上げる事が可能であり、自社の事業やサービスに対するスタンスなどもアピールする事につながります。
そこで、重要となる「デザイン力」ですが、WEB制作会社にその「デザインの独自性・特徴」がある事が重要な判断軸となってきます。
現在、テンプレートと呼ばれる予め決まったテンプレート(雛形)にデザインをはめ込んで制作する方法もありますが、予め決まっている雛形であるため、企業としての信用・スタンスをアピールするには限界があります。
そのテンプレートが同業種のものであれば良いですが、他業種のテンプレートであると、当然印象や見え方が変わってしまいます。
その事からもWEB制作会社がどれだけ独自性があるデザイン力を持ってWEB制作が出来るのかを事前に確認しておく事が重要となるため、WEB制作会社の実績となるサンプル事例をよく確認し、自社の信用力向上や、サービスに対するスタンスをしっかりとアピールできるWEB制作となるかどうかの確認が必要であると言えます。
⑥ 集客向けの場合は、WEBサイトによる集客戦略やノウハウを持っている
WEBサイトを運営していく中で、主に集客向けのWEBサイトとしてプロモーションを実施する場合、WEBサイト制作から、その後の更新まで一貫した戦略を持って展開する事が必要となります。
全てのWEB制作会社が集客を実現するためのノウハウを持ってサービスを提供しているわけではありません。
中には、WEBサイトを制作して完了といったWEB制作会社もあります。
その事からも、集客向けとしてWEBサイトを制作する場合は、その後の集客戦略も同時に実現していけるかどうかを確認する必要があります。
WEB制作会社からの提案は、様々ありますが、重要になるのは、
集客戦略を「持っている」のか「持っていないのか」がポイント。
集客戦略がないと、WEBサイトで追加・更新する構成や設計の話に踏み込んでこない事も多くあるため、WEBサイト制作の話だけでもある程度判断出来る。
また、これまでの実績があると、具体的な集客に向けた方法や、取り組み方の話も出るはずです。
集客向けのWEBサイトを制作する場合は、WEB制作会社から「集客戦略」に対する提案を是非確認しておきたいものです。
⑦業種にかなり特化しているか、様々な業種のWEBサイト・ECサイト実績がある
WEBサイト制作を依頼する場合、これまでのWEBサイト制作実績が、依頼する判断軸となります。
ただ、少しだけでもWEB制作実績があれば良いのかいうと、そういう訳ではない場合が多くあります。
どちらかというと、
・自社が依頼する業種・サービスに特化した業界のWEBサイト制作を中心に実施している
・様々な業種・業界のWEBサイト制作を実施している
のどちらかが重要な判断軸ともなり得ます。
「自社が依頼する業種・サービスに特化した業界のWEBサイト制作を中心に実施している」では、イメージ通り、自社業界のWEBサイトを制作する際にも、同じような考え方や悩みなども理解した上でWEBサイト制作を進めてくれるため、よりスムーズにかつ、WEBサイトの構想を形にしてくれる事が大きく期待出来ます。
また、その後のWEBサイトの運用においても、たくさんの実績があるため、自社も同様に、WEBサイトの成果を出しやすくなるはずです。
「様々な業種・業界のWEBサイト制作を実施している」では、可能な限り、たくさんの業種・業界を手掛けている事が望ましく、たくさんの業種・業界を手掛けているWEB制作業者として、
・業歴が長い
・実績数が豊富
・積極的な営業活動を実施
している事が判断軸として挙げられます。
たくさんの業種・業界を手掛けていると、その分ノウハウがある事になりますが、ポジティブな面でもネガティブな面でも実績がある事が多く、その実績の数程、成功確率も高くなるようなWEBサイトを制作してくれやすくなります。
また、実績数が多くなると、WEBサイト展開・運用で実績を出している事例もその分多く抱えている事にもなります。
そして、実績を多く抱えるには、WEBサイト制作会社が多くなってしまった現状では、積極的な営業活動を実施しなければ、様々な業種・業界の実績を多く抱える事も難しくなっています。
その事からも先例を参考とするのであれば、上記のような様々な業種・業界のWEBサイト制作を実施しているWEB制作業者で検討する事も一つの考え方とも言えます。
⑧ WEBサイト制作だけではない、集客経路の提案がある
WEBサイトからの集客・販売数を伸ばすためには、基本的には、WEBサイト内で実施する事が多くなりますが、それだけではありません。
検索エンジン、SNS、インターネット広告などのインターネットに付随する取り組みのものから、リアルに関わるものまで、最終的なWEBサイトでの集客数・反響を上げるための方法は様々あります。
この領域のサービスは、各WEB制作会社の考え方に帰属するものの、依頼する側としては、自社で取り組めない方法や知らない方法を、付帯サービスとして実施してくれる、または教えてくれるだけでも、その後のWEBサイトの運営に大きく関わってきます。
その事から、WEBサイトに関連・付随するサービスがあるかどうかも依頼する際、1つの判断材料としていただく事は無駄な事ではありません。
WEBサイト制作だけではない、集客経路提案は、サービスとして実施してくれる場合もあるため、WEBサイト制作会社に聞いてみる事をおすすめします。