目次
IT導入補助金とは
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者などの生産性向上を目的とし、業務の効率化やデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けてのITツール(ソフトウェア、サービスなど)の導入を支援するための補助金です。
申請できるITツール(ソフトウェア、サービスなど)は、予め事務局の審査を経て登録されたもののみとなります。
また、申請内容についても審査を経て採択されなければ補助金を利用することができませんので、この記事では、IT導入補助金の採択結果などについて解説していきます。
IT導入補助金2023の採択結果
IT導入補助金には様々な申請枠がありますが、各申請枠によって採択率は異なります。
A類型
|
申請数 |
採択数 |
採択率 |
1次締切分 |
1,871 |
1,363 |
72.8% |
2次締切分 |
2,987 |
2,162 |
72.4% |
3次締切分 |
2,837 |
2,143 |
75.5% |
4次締切分 |
2,804 |
2,160 |
77.0% |
5次締切分 |
1,186 |
911 |
76.8% |
6次締切分 |
2,188 |
1,691 |
77.3% |
7次締切分 |
2,802 |
2,154 |
76.9% |
8次締切分 |
2,001 |
1,546 |
77.3% |
9次締切分 |
2,324 |
1,754 |
75.5% |
10次締切分 |
3,330 |
2,531 |
76.0% |
合計 |
19,472 |
14,890 |
76.5% |
B類型
|
申請数 |
採択数 |
採択率 |
1次締切分 |
44 |
28 |
63.6% |
2次締切分 |
77 |
43 |
55.8% |
3次締切分 |
70 |
37 |
52.9% |
4次締切分 |
69 |
42 |
60.9% |
5次締切分 |
23 |
14 |
60.9% |
6次締切分 |
56 |
34 |
60.7% |
7次締切分 |
51 |
31 |
60.8% |
8次締切分 |
44 |
25 |
56.8% |
9次締切分 |
53 |
36 |
67.9% |
10次締切分 |
71 |
42 |
59.2% |
合計 |
558 |
332 |
59.5% |
セキュリティ対策推進枠
|
申請数 |
採択数 |
採択率 |
1次締切分 |
25 |
20 |
80.0% |
2次締切分 |
37 |
32 |
86.5% |
3次締切分 |
16 |
16 |
100% |
4次締切分 |
24 |
21 |
87.5% |
5次締切分 |
15 |
11 |
73.3% |
6次締切分 |
30 |
27 |
90.0% |
7次締切分 |
34 |
30 |
88.2% |
8次締切分 |
22 |
18 |
81.8% |
9次締切分 |
36 |
33 |
91.7% |
10次締切分 |
30 |
20 |
66.7% |
合計 |
269 |
228 |
84.8% |
デジタル化基盤導入類型
|
申請数 |
採択数 |
採択率 |
1次締切分 |
2,744 |
1,735 |
63.2% |
2次締切分 |
3,078 |
2,160 |
70.2% |
3次締切分 |
4,146 |
3,117 |
75.2% |
4次締切分 |
3,577 |
2,796 |
78.2% |
5次締切分 |
5,061 |
4,002 |
79.1% |
6次締切分 |
7,275 |
5,643 |
77.6% |
7次締切分 |
3,337 |
2,727 |
81.7% |
8次締切分 |
2,557 |
2,059 |
80.5% |
9次締切分 |
3,911 |
2,923 |
74.7% |
10次締切分 |
3,487 |
2,844 |
81.6% |
11次締切分 |
3,363 |
2,642 |
78.6% |
12次締切分 |
3,257 |
2,464 |
75.7% |
13次締切分 |
3,034 |
2,287 |
75.4% |
14次締切分 |
2,989 |
2,324 |
77.8% |
15次締切分 |
3,771 |
3,006 |
79.7% |
16次締切分 |
3,580 |
2,716 |
75.9% |
17次締切分 |
8,878 |
6,314 |
71.1% |
合計 |
68,045 |
51,759 |
76.1% |
参照:IT導入補助金2023前期・後期各公式サイト
IT導入補助金の採択率を上げるためには?
IT導入補助金の採択率を上げるためには、事業計画をしっかり立てて、自社の取り組みに対してIT導入補助金を利用して導入したITツールをどのように活用するか、目標設定が重要です。
また、IT導入補助金の申請では、アピールを記載するためのフリー入力欄が少ないため、限られた文字数の中で自社のアピールポイントや現状、目標設定を伝えるための工夫が必要です。
そこで、我々G1行政書士法人のような補助金申請のサポートを行っている専門家を有効活用することで、より採択結果につながる内容の申請書を作成することができます。
G1行政書士は2017年のIT導入補助金制度開始当初から申請サポートを行っていますので、長年の経験に基づくノウハウを活かして、より採択されやすい申請書を作成する事ができます。
G1行政書士法人でIT導入補助金2023の申請をサポートさせていただいた補助事業者の採択率は90%を超える高い採択率を誇っています。
交付決定から補助金交付の流れ
続いて、採択結果が出て交付決定してから補助金の交付を受けるまでの流れを記載します。
1. 交付決定
採択結果のあと、「交付決定」となった申請者へ事務局は「交付決定通知」を行います。
交付決定通知を受けた申請者は「補助事業者」となり、補助事業を開始することができます。
2. 事業実施
交付決定を受けた後、補助事業を実施します。
事業実績報告時に必要となる情報を事前に確認し、事業に係る証憑は破棄等せずに全て保管をしておきましょう。
3. 事業実績報告
事業完了後、実施した事業内容を事務局へ報告する手続きを事業実績報告といいます。
事業実績報告は、補助事業者が「申請マイページ」から事業実績報告に必要な情報の入力及び証憑の添付を行い、IT導入支援事業者が内容の確認及び必要情報の入力を行って、最後に補助事業者が事務局に提出をします。
4. 確定検査
事務局は、申請に基づいて実施された事業と経費が適正に使われたことを確認するために、報告された内容を検査します。
必要に応じて現地調査(立入検査)やヒアリングなどを行うことがあります。
もし報告内容に確認事項や指摘事項があれば、事務局から補助事業者に通知がありますので、速やかに対処してください。
5. 補助金額の確定
確定検査の結果、補助事業が適切に実施されたことが認められると、事務局は補助事業者へ補助金確定内容の承認を依頼します。
補助事業者は申請マイページから確定検査の結果・補助金交付決定額を確認し、内容に相違がなければ承認を行ってください。承認にはSMS認証が必要です。
承認が行われないと補助金額が確定しませんので必ず行ってください。
6. 補助金額の交付
事務局は補助事業者へ「補助金額確定の通知」を行い、補助金を交付します。
※確定後約1か月程度で補助金が交付されます
採択結果の後も必要手続きを進める必要がありますので、補助金が交付されるまで漏れなく対応するようにしましょう。
採択結果後に必要な手続きの詳細については、下記記事をご覧ください。
まとめ
今回の記事ではIT導入補助金の採択率について記載してきました。
IT導入補助金は必ず採択される補助金ではなく、採択されるためにはしっかりと準備した申請書が必要です。
当サイトを運営するG1行政書士法人はIT導入補助金の開始直後から蓄積している申請実績と知見により、申請書作成から実際の申請業務まで包括的なサポートを提供しています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。