IT導入補助金のIT導入支援事業者(ITベンダー)と申請者をサポート

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2024年IT導入補助金の顧客管理ツール導入サポート・採択事例【飲食料品卸売業(福岡県)】

2024年IT導入補助金の顧客管理ツール導入サポート・採択事例【飲食料品卸売業(福岡県)】

飲食料品卸売業は、生産者と小売業者や飲食店、宿泊施設などをつなぐ重要な役割を担い、私たちの生活を支える基盤となっていますが、日々変化する市場環境に対応しながら、物流の効率化や多種多様な在庫管理、多様化する顧客ニーズや生活様式への対応など、多くの課題に向き合っています。さらに近年では、物流コストの増加や労働力不足が深刻化し、燃料費や人件費の高騰に伴う輸送効率化の必要性や、少子高齢化による人材不足など様々な課題への対応を求められています。

小規模企業様や個人事業主様から当サイトを運営するG1行政書士法人へ寄せられるたくさんのご相談の中でも、IT導入時に「コスト面」「人材面」「情報収集面」で問題を抱えているという声をよくお聞きします。

この問題のソリューションとして、導入費用の削減に「IT導入補助金」の活用があげられます。

補助金を利用する事業者の方にとっては、補助金の申請から導入後まで一元的にサポートを受けることができ、人材面、情報収集面においても負担の軽減が期待できます。また、ITツールを販売する事業者様は「IT導入支援事業者/ITベンダー」にご登録いただくことで顧客へ補助金活用の提案ができるようになり、販売促進につなげることが可能です。

このページでは、当法人が実際にサポートし採択された事例をもとに、IT導入補助金の活用例をご紹介します。

飲食料品卸売業者の顧客管理ツール導入採択事例

IT導入補助金2024を活用した事例を紹介していきます。

今回は、案件・契約管理をエクセルデータで行っているため、契約不備や遅延、ダブルブッキング等があり、契約の取りこぼしが発生している状況に悩んでいる事業者様が、案件・契約管理業務に関する工数削減と最適化に取り組むために、IT導入補助金を活用して顧客管理ツールを導入された事例です。

都道府県:福岡県
業種:飲食料品卸売業
従業員数:0人
事業年数:10年
直近の収益状況:営業赤字

事業上の強み

水産加工食品の分野で協業企業とのつながりが広く、安定的に大量の食品を卸売できるので、産業給食の大手や学校、病院など大量の食材を必要とする事業者との取引が可能な事業者様です。

MEMO

事業上の強みポイント

代表自らが長年食品加工業に携わっており、特に水産加工における仕入・加工・営業・販売などの豊富な経験と、食材の仕入や顧客ニーズに合わせた商品開発に長けているため、関係する企業と強固な信頼関係が構築できていることが事業上の大きな強みになっています。

入目的

案件・契約管理の最適化と工数削減のために
顧客管理ツールの導入

課題内容

商談状況や問い合わせ内容の把握、営業進捗や受発注管理などをエクセルで行っており、手間が掛かるわりに効率的な管理ができておらず、アポイントメントのダブルブッキングや契約に対する不備、スムーズな進捗把握や顧客対応ができないなどから、度々売上機会を逃してしまっている状況でした。

MEMO

顧客管理ツールの導入で解決できる課題ポイント

顧客管理ツールを導入することで、案件進捗が一覧管理や詳細の把握・管理が可能になるため、これまでの契約不備や遅延による契約取りこぼし課題を解決する事が可能になり、また、エクセル管理と比較して進捗管理に関する時間も大幅な削減が可能になります。
これにより、契約の取りこぼしによる機会損失が抑制でき、新規顧客の拾い上げの効率化と同時に、業務効率化も進められるため、売上・労働生産性の向上に期待できます。

【その他、飲食料品卸売業界のお客様からよく聞くお悩み・課題例】

  • 少子高齢化により倉庫作業や配送業務の人材確保が難しく、業務負担が増大。限られた人員で対応することによる効率低下や従業員の疲弊が問題になっている。
  • 健康志向やサステナブル商品の需要増加に伴い、商品のラインナップや供給体制の見直しが求められている。
  • 燃料費や人件費の高騰により輸送コストが増加し、効率的な物流管理が求められている。
  • 食品衛生法や輸入規制の強化に対応するため、適切な管理体制の整備が求められている。

課題解決内容

上記のように、効率的な案件・進捗管理の環境が整っていなかったため、売上機会を逃してしまっている状況でしたが、『案件・契約管理におけるバックオフィスのデジタル化(DX化)により、不備・漏れがないスムーズな管理・把握の仕組み作りと業務効率化がもたらす売上の最大化』という目標と課題解決への足掛かりとして、今回IT導入補助金を活用し、顧客管理ツールの導入に取り組むことになりました。

MEMO

顧客管理ツール導入のポイント

クラウド型の顧客管理ツール導入によって、顧客情報や営業活動内容、見積・契約情報、サポート情報の管理など、顧客に関わる全ての情報が一元管理となり効率的な把握・対応を実施することができるようになるとともに、それらはインターネット環境があればどこにいてもアクセスし確認することが可能になります。また、「誰が」「いつ」「どんな手段で」「何を」アプローチしたか等の履歴の可視化・共有やメールテンプレート機能、一連の業務プロセスや顧客情報と連携できるワークフロー機能、適格請求書発行機能など多彩な機能を有しているため、様々な機能を活用することで事業者ごとの課題解決やニーズの実現が可能になるツールです。

今回のIT導入支援事業者様について

今回のITベンダー様は、ITツールの登録が可能かを心配されていましたので、どのような機能や活用方法であれば登録が可能になるかなどを提案させていただき、ITツール登録手続きからお手伝いさせていただきました。また、無事にITツール登録が完了したあとも、申請者への詳細ヒアリングと申請内容の作成サポートをご依頼いただきましたので、当法人の豊富な実績とノウハウをもとに継続的に対応させていただいております。

まとめ

こちらの事業者様は長年食品加工に携わっており、仕入・加工・営業・販売などの豊富な経験と、食材の仕入や顧客ニーズに合わせた商品開発により、関係する企業と強固な信頼関係を構築して大量の食品の安定的な卸売りを実現していますが、案件・契約管理の環境が整っておらず工数過多という課題解決に向けて、顧客管理ツールを導入するためにIT導入補助金を活用した事例をご紹介しました。

課題を解決することで、契約の取りこぼしによる機会損失を抑制し、新規顧客の拾い上げの効率化も進められるため、売上・労働生産性の向上に期待ができると見込んでおり、その結果を新たに従業員の雇用へつなげていきたいとおっしゃっていました。

G1行政書士法人では、IT導入補助金を使って事業を拡大・安定化させ、新しい事業に挑戦したい企業様と、それを支援するITベンダー様をつなぎ、IT導入補助金の活用、申請サポートを提供しています。これまで4,500社以上の採択事例をもとに、わかりやすく説明し、採択に向けて充実したサポートを提供しておりますので、お気軽にご相談ください。